電気通信主任技術者(伝送交換)
久々の新記事追加は、電気通信主任技術者です。
電気通信主任技術者とは?
電気通信主任技術者とは、事業用電気通信設備の工事、維持及び運用に関する事項を監督させるため、電気通信事業者によって選任された者である。
→事業用電気通信設備の工事、維持、監督資格です。
事実上の下位資格には、工事担任者がある。
何故とった?
→第1級陸上無線技術士で科目免除があるので。ついでに、工事担任者も一発取得出来たため。
また、情報処理技術者試験のネットワークスペシャリストや情報処理安全確保支援士試験と範囲が似通っているので、法令さえなんとかなればとれるかなと。
試験制度
【種類】
国家試験(総務省所管。実際の試験は、指定機関の日本データ通信協会が実施)
【受験料】
- 3科目試験 18,700円
- 2科目試験 18,000円
- 1科目試験 17,300円
- 全科目免除 9,500円
科目免除により、微々たる額ですが費用が低減されます。(2021.4.1時点)
【試験科目】
- 伝送交換
- 電気通信システム(略称:システム)
- 伝送交換設備及び設備管理(略称:伝送設備)
- 法規
筆記試験は各科目が、満点中60%以上の得点率で合格。
専門科目は2021年度から廃止。
【試験日】
年2回実施(1月、7月)
試験申込みはその2ヶ月程度前
【合格率】
25%前後
種別について
この資格も、「伝送交換」と「線路」という種別があります。
「線路」というと鉄道を思い浮かべますが、こちらの「線路」は「物理的な配線」を指しています。
公道や川、海底への物理的配線なんて普通の会社では実施しないので、線路種は一般的需要がありません。
「伝送交換」は、上記以外の事業用電気通信設備を取り扱えます。線路種よりは取る人が多いですが、それでも「事業用電気通信」はほとんどの場所では扱ってないので、やはり需要は。。。
勉強について
第1級陸上無線技術士で、システムと専門は免除。
伝送設備が大変なのはわかっていたので、勉強時間の大半を伝送設備に費やしました。
おかげで余裕の合格点。
しかし、 法規は適当で、正直合格するとは思えないレベルでした…
が、ギリギリ滑り込み合格しました。
免許証
裏面の記載事項を転記↓
1.事業用電気通信設備の工事、維持及び運用に関する事項を監督するときは、その職務を誠実に行わなければならない。
2.事業用電気通信設備の工事、維持及び運用に関する専門的な知識及び能力の向上を図るように務めなければならない。
3.電気通信主任技術者資格者証に関する照会は、総合通信局(沖縄総合通信事務所を含む。)に行うこと。
今後について
第1級陸上無線技術士による、科目免除が可能な資格は取得完了。
次の目標ですが
- 消防設備士
- 電気主任技術者
あたりが目標になると思われます。
どちらも受験料は安いのですが、それ故にあまり本腰を入れてこなかった歴史があり…
あと、電気主任技術者は年1回しか試験が無いので、中途半端に期間が空くんですよね。
冬:消防設備士→電気主任技術者という方向で検討を行っています。